JAFS関東チャリティパーティ
2014年11月22日(土)、北東京生活クラブ 練馬センターで、JAFS関東チャリティパーティを開催しました。
このパーティは、スタディツアーへの参加報告など、メンバの活動状況を共有しながらの 「楽しいお食事会」 。
この日のメニューは、豚汁、お稲荷さん、おにぎり、ヨーグルトサラダ、浅漬け、など。生活クラブ生協の安全で美味しい食材を使って、原さん、斉田さんが用意してくれた手作り料理に、お家でとれた柿、リンゴもあって、心も体も満たされました。
パーティの参加費から経費を除いた残金は、ミャンマーサガイン県での井戸建設など、JAFSの国際協力活動に役立てます。
スタディツアー参加報告
食事を終えた後は、フィリピンでのマングロープ植林交流ツアーから帰国されたばかりの武田さんから、スタディツアーの参加報告がありました。
フィリピン・ソルゴン州マトノッグ地区で、現地の人たちと一緒に行なったマングロープの植林活動。そこは、マニラから飛行機で1時間、さらに車で数時間行ったところです。
植林によって、マングローブが自然の消波壁となって、土壌浸食を防ぎ、海の生態系を守り、台風から農地を守ることもできる。それが、このプロジェクトの目的。AFS(Asia Friendship Society) の現地NGOが行なうこの植林活動を支援するため、JAFSでは定期的にスタディツアーを開催してきました。
武田さんの報告は、植林作業のようすを初めとして、ツアーでのさまざまな体験 ~ 現地NGOによる「椰子プロジェクト(椰子の繊維を役立てる工場の運営)」などの地域自立支援活動、村人や子供たちとの交流、訪問地の素晴らしい自然、現地の人たちの気さくな人柄など、~ を、伝えてくれました。沢山の写真とビデオ、そして飾らない生き生きとした語り口。聞いていた私達も、一緒にツアーに行ったような気分で、有意義な時間を共有することができました。
スタディツアーで知ったフィリピンの明と暗
マングローブの植林作業
椰子工場で椰子の繊維を編む子どもたち
報告の中で、特に武田さんが感激されていたのは、現地NGOの椰子工場で、作業をお手伝いをする子供たちのことでした。
日曜日だった為、普段工場で働く大人たちに替わって、その子供たちが沢山、作業のお手伝いをしにきていました。
その子供たちの、なんと明るくて純真なこと。眩しいような笑顔の子供たちに魅了され、時間が来るまでずっと、子供たちの傍で、作業の様子を見たり、戯れたり、写真を撮ったり…。
「今の日本では見られないけど、これが本当の子供たちの姿だった」と、強い印象を受けたそうです。
一方でショックだのは、首都マニラで見たフィリピンの現実 ~ 道路脇にズラリと並んぶ貧窮層の人たちが住む小屋の数々、市内で歩行中に寄ってきたスリの青年、パンツ1枚で体中を泥だらけにして物乞いをする子供、教会で力なく横たわり 胸をあらわにして授乳をさせている女性、犯罪を犯したのか?子供にライフルを突き付けている警官… ~ これも、私達が知らなければならない、アジアの隣国の姿でした。
◇ ◇ ◇
このスタディツアーの体験報告を、こちらの記事で詳しく紹介しています。チャリティパーティの報告会では、この報告記事に書けなかった現地の生の様子、武田さんの伝えたい想いも聴かせてくださいました。
ご興味があれば、この報告記事も、ぜひご覧ください。
この記事へのコメントはありません。