野菜作り、ホタルの里、そして、秘境の村、、
☆それは、ここでしかできない体験でした!☆
★ ワークキャンプ ★
2013年7月13日~15日に実施した第6回小谷村ワークキャンプ。
スタッフの関係する塾の生徒たち9名を含めて17名の参加者が、
猛暑の東京を抜け出し、北アルプスのふもとの小谷村、立屋共働学舎に集まりました。
さまざまなハンディキャップを背負った共働学舎のメンバの人たちと、
農作業などをお手伝いをしながら過ごす、3日間のワークキャンプです。
★ 貴重な体験 ★
「わぁー! ホントに光ってる!!」
初日のワークを終えて行った、「ホタルの里」での子どもたちの大歓声。
都会では見られない神秘的な光の明滅が、別世界に来たことを改めて教えてくれました。
初日のワーク は、雨のため室内作業が中心。
森の木々や動物たちを型どった木工細工をやすりで仕上げる作業や、
綿織物を作るために綿の実から繊維と種を分離する「綿繰り」の作業、
家畜の飼料にするデントコーン(とうもろこし)の実むきなど、
グループに別れて、いろいろな作業を体験をしました。
ひとつ1つが、学舎の収益を支える大事な仕事の一部です。
2日目。 子どもたちは、 秘境の村「真木」を目指し、サバイバルなハイキング。
映画「楢山節考」のロケ地にもなった、山深い限界集落。10km近い急峻な峠超えの山道に、
挫けそうになる小学生もいましたが、何とか全員無事に目的地に到着しました。
真木では、苦労して運んだ竹竿を使っての流しそうめんや、渓流釣り、川遊びを楽しみ、
子どもたちは大はしゃぎでした。
一方、大人たちは、 共働学舎の畑で、農作業のお手伝い。
ブロッコリー畑の青虫取り、ニンジンの種まき、インゲンやカボチャ畑の雑草とり。
曇り空に助けられたものの、運動不足の身に、中腰で行う長時間の畑仕事は、
やはりキツ~イ作業でした。
★ 学んだこと ★
3日間のワークキャンプでは、牛やヤギのいる厩舎の掃除、
畑でとれた食材で朝食・夕食の準備、学舎の皆さんとの懇親会、花火大会など、
ここに書ききれない楽しいことが一杯ありました。
そして、きつくて楽しい3日間には、沢山の学びもありました。
安全な農作物を育てることが、如何に地道な努力に支えられているのか!
今回のワークキャンプでは、 それを身をもって知りました。
種をまいてから収穫まで、延々と繰り返す雑草とり、害虫とり。
それは、農薬や除草剤を使えば、不要になるかも知れない作業。
でも、安心して食べられる収穫物を得るには欠くことができません。
採った青虫や雑草は、鶏や家畜たちの餌になる完璧なエコシステム。
安全な食物しか作らない。それを、実践してきた共働学舎の皆さんの
こだわりは、とても頼もしく思えました。
そして、このキャンプで学んだ、もう1つのこと。
農作業や工芸を指導してくださる共働学舎の皆さんは、
自信に満ちて、とても誇らしい。それはどこから来たのだろうということです。
ここで働くメンバの皆さんは、かつて、社会の仕組みに受け入れられることが、
何かの理由で難しかったと聞きます。
でも、ここではそんなようすを露ほども感じません。
一人ひとりが認められ、自分の役割を見いだし、自信をもって歩み始める。
その歩みを促し、後押しする仕組みがこの学舎と自然との関わりの中にあるようです。
ここに来ると、皆がその仕組みを支え、維持しようとしていることを、強く感じます。
自分が毎年このワークキャンプに参加するのは、人の生きること・働くことの本質が、
ここで学べるような気がするから、かも知れません。
※ワークキャンプのようすをスライドショーでどうぞ!!
(※:ご参加者の皆様:掲載を希望されない写真・映像がありましたら、お知らせ下さい。
即刻対応いたします。)
★このワークキャンプの参加費は、経費を差し引き、
「カチン州子ども村」建設のプロジェクトに役立てます。
今回は、参加が叶わなかった皆様も、来年は是非どうぞ!!
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