ウクライナ支援のためのピアノチャリティコンサート
JAFS関東 では、ウクライナの人たちに平和と安全な暮らしが一日も早く訪れることを願って、ポーランド在住のピアニスト瀬田敦子さんによるチャリティコンサートを、東京都杉並区の日本基督教団久我山教会で、11月18日に開催しました。
このコンサートには、小学生のお子さんや大阪から駆け付けた皆さんを含め、47名の方が参加。平和を願う参加者の強い想いと、瀬田さんの熱い演奏が、久我山教会の会堂を包みました。
コンサートではショパンやヒナステラの名曲、日本の唱歌・民謡などのアレンジの他、ポーランドに避難してきたウクライナの少女の歌声や、瀬田さんとウクライナ演奏家による共演ビデオも上映されました。
そして、アンコール曲は、リスト作曲「ラ・カンパネラ」
参加者の皆さんからは、「心に響く素晴らしい演奏だった!」、「瀬田さんのピアノの迫力に圧倒された!」と、感激のメッセージを沢山いただきました。
公演終了後に行われた茶話会では、JAFS が行っているウクライナへの支援内容の説明があり、その後、瀬田さんを囲んで、ポーランドでの暮らしやピアノ演奏の事、ウクライナへの想いなど、いつまでも会話が弾みました。
公演終了後には、ウクライナの人たちのためにと沢山のご寄付を頂戴しています。コンサートの収益と頂いたご寄付は、ロシアの侵攻で被害を受けたウクライナ・スームィ州を中心とした地域での医療支援活動に役立てていきます。
<瀬田敦子さんからのメッセージ>
私はウクライナのオーケストラと何度も共演し、親しい友達がいっぱい居ます。まさか今の時代に身近でこんな惨たらしい戦争が起こるなんて今でも信じられません! 人の命、素晴らしい自然や文化、特に芸術に秀でた国民性を踏みにじる野蛮な行為に本当に腹が立ち、悲しむ日々が続いています。
ポーランドには、多くの子供たちが家や家族を失って逃げて来ています。どんなに親身になっても彼らの苦しみを拭い去ることは出来ませんが、せめて幼い命を守るために支援の輪を広げたいと願っています。遠い国日本からもウクライナを思う暖かい気持ちが溢れている事を伝えたいと思っています。
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