「ブルーオーシャン作戦」第二弾 マイクロプラスチック回収の検証実験
昨年11月に実施した「ブルーオーシャン作戦」の第二弾、「みんなで『プラ干狩り』!! ~ペットボトル 200 本分のマイクロプラスチックを掘り起こそう~」を、 4月16日(土)に大阪と東京で実施しました。
今回は「マイクロプラスチック」に焦点をあてた取り組み。マイクロプラスチックとは、直径5ミリメートル以下の小さなプラスチックのことをいい、ポイ捨てやごみ処理施設へ輸送される過程で、風や雨で流され、下水を通って海に流れ着きます。プラスチックはいつまでたっても自然分解されずに細かな片として残り、海中のごみとなり浮揚しやがて海岸や砂浜に流れついて堆積します。これらのマイクロプラスチックを魚が食べてしまうなどにより深刻な被害が発生してしまいます。
この環境問題の大きな課題に、私たちは、砂を採取しふるいなどで濾すことでマイクロプラスチックを分離して取り除く「プラ干狩り」で挑みました! 日本人が平均して年間に消費するといわれるペットボトル200本分のマイクロプラスチックが、砂浜に紛れてしまったら、回収するのにどれだけの人手を要するかの検証実験です。
東京会場では、44名が2時間で307g
東京会場は、羽田空港の対岸で、旅客機が間近に離発着する大田区の城南島海浜公園「つばさ浜」でした。
今回も 「ステハジ」プロジェクト に協賛いただき、(株)OSGコーポレーション 様や関係企業様のご協力で、多数の方に参加いただき、実施することができました。
当日は、少し肌寒い気候でしたが、絶景の東京湾を眺めながら、終始和やかな雰囲気で、みんな一生懸命取り組みました。小さなお子さんも含めて44名の方に参加いただき、約2時間をかけてマイクロプラスチックを307g(やや大きいサイズも含めた重さです)回収することができました。これは、ペットボトル200本:約4kgの8%に満たない量で、回収の大変さを裏付ける結果になりました。また、マイクロプラスチック以外にも、ペットボトルそのものやストローといった大きなプラスチックごみも回収することができ、微力ながら東京湾の美化にも貢献できました。
今回はマイクロプラスチックがテーマでしたが、海洋汚染には他にも様々な問題があります。今後もこのブルーオーシャン活動を継続することで、環境問題への理解と貢献を深めて参ります。
ご参加・ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
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