ブルーオーシャン作戦

プラごみ拾い、2年目も連帯 3カ国6地域でブルーオーシャン作戦

 ※JAFSの会報誌「アジアネット152号(2023年1月発行)」から転載し、2022年11月19日に開催した「第3回ブルーオーシャン作戦「日本とアジアをつなぐビーチクリーン~海ごみ拾い・プラ干狩り」のレポートをお届けします

 世界の海に流出するプラスチックごみの8割以上がアジアからと言われる「海洋プラごみ問題」に対し、JAFSがアジアに広がるネットワークを生かして取り組んでいる「ブルーオーシャン作戦」。2年目の2022年は「日本とアジアをつなぐビーチクリーン」と題し、11月19日に日本の大阪と東京、フィリピンのソルソゴン州マトノッグ周辺の3村、インドネシアのバリ島の計3カ国6地域で、海辺などのごみ拾いをしました。ごみ拾いの後は地域の学校やビーチに集まり、互いの活動の様子を、動画や写真を使ってオンラインで紹介し合いました。各地から届いた報告を紹介します。

ブルーオーシャン作戦をした3カ国6地域
大阪・二色の浜公園(貝塚市)
大阪・二色の浜公園

 子どもからシニアまで約140人が参加。ペットボトルの減量に取り組む企業の参加も多くありました。

 晴天続きで、川による陸上ごみの流出や海岸漂着が少なかったことや、潮の干満のタイミングなどもあり、今回はごみがこれまでより少なく、砂に埋もれる小さなプラスチック片をコツコツと拾い集めました。並行して、子ども向けに、プラスチック片を入れて作る万華鏡工作も行い、そのために一層熱心に拾い集める姿もありました。少なかったとはいえ、大きなごみも6袋分。ペットボトルや食品包装プラ、空き缶、タバコ吸殻、マスクなど回収しました。
(JAFSスタッフ 川本 裕子)

東京・城南島海浜公園(太田区)
東京・城南島海浜公園

 50人以上が参加。小さなお子さんからシニア世代まで様々な方と共に、海洋ゴミへの関心を高めることができ、大変意義を感じています。高校生や大学生も参加しました。海洋ゴミ問題を授業やインターネットで知るだけでなく、実状を見ることにより、多くの「気づき」があったようです。

 さらに海外の仲間と情報を共有することで、日本だけの問題ではなく、同じ海に面した国はもちろん、海の恵みを頂く地球市民の問題であると、リアルに感じていただけたと思います。

 当日回収したのはプラごみ4袋、燃えるごみ4袋、マイクロプラスチックは中サイズのバケツ1杯程度とそれほど多くはありませんでしたが、マイクロプラはザルでふるいながら探す作業のため根気がいる作業となりました。
(JAFS関東・JAFS理事 端無 勝)

フィリピン・ソルソゴン州(3村)
フィリピン・サンタイザベル村

 ルソン島南端の3つの村の浜辺で、計500人以上が参加しました。小学校や高校にも呼びかけ、行政の協力も得られました。子どもたちが地域の実態を体験したことが、学校での環境教育の基盤となり、子どもたちからごみへの適正な意識が根付いていくことを期待します。参加者は自分たちの浜辺がきれいになって喜んでいました。活動を通して、学校や地域にリーダーシップも育まれています。

 オンライン交流に参加した人は、日本やインドネシアも一緒に活動していたことを知って驚き、本当に忘れられない体験となりました。
(AFSソルソゴン ジーナ・ヤップ)

インドネシア・バリ島
インドネシア・バリ島

 従来ごみ拾いをしているマングローブ林がG20開催で立入禁止のため、大学近くの水田で、大学生と周辺の小学生の計約50人が活動しました。とても悲しかったです。米作用の水路にプラごみを捨てる無責任な人がたくさんいるのです。約300kgを回収しました。私たちは当分の間、ごみ拾い場所をマングローブ林から田に移して農民を助けることに決めました。

 私たちは、水田周辺の小学生たちが、今後も活動に大きな協力をしてくれるよう、小学校で環境教育をすることも計画しています。オンライン交流会は、学生にも刺激になりました。この活動が続くことを願っています。
(AFSディアナプラ大学 シディ・ターカー)

日本とアジアをつなぐビーチクリーン

 ごみを拾った後、各国・地域の参加者がオンライン画面越しに手を振り合うだけでも、心が通じたと感じられました。互いの活動を知り、国を超えて同じ目的に向かう仲間がいると実感できたと思います。フィリピンから「どうして日本のビーチはそんなにきれいなの?」と質問がありました。日本では自治体のごみ処理システムが整っているなど違いもありますが、「日本人の多くはポイ捨てをしない」という答えが、画面の向こうに集まっていた人々の心に伝わっていると良いと思います。
(JAFSスタッフ 川本 裕子)

オンライン交流で手を振るサンタイザベル村の小学生たち

◇本イベント開催に当たり、次の各社・各団体にご協力いただきました。
共催:「ステハジ」プロジェクト/後援:大阪府、(株)OSGコーポレーション、(株)ウォーターネット/協賛:象印マホービン(株)、タイガー魔法瓶(株)、ピーコック魔法瓶工業(株)、(株)DESIGN WORKS ANCIENT、(株)a.c.c、(株)アカカベ、(株)Fast Fitness Japan、D4L、八尾トーヨー、大松、ニシムラ、クワタ、奈良OAシステム


第3回ブルーオーシャン作戦「日本とアジアをつなぐビーチクリーン~海ごみ拾い・プラ干狩り」【11/19(土)開催】第3回ブルーオーシャン作戦「日本とアジアをつなぐビーチクリーン~海ごみ拾い・プラ干狩り」前のページ

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