第4回小谷村ワークキャンプに参加して(2)
2011年8月25日(木)~28日(日)、長野県小谷村立屋の共働学舎にて開催した、
小谷村ワークキャンブ。
参加者の皆さんが送ってくださった感想・手記を、紹介しています。
第二弾の今回は、ワークキャンプに初めて参加くださった、
塾講師の大学生、林さんからです。
ワークキャンプを振り返って、そこにあったものが何だったのかを、
率直に語ってくださいました。
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□■もうひとつの時の流れ(林 さん)
私はこのイベントに参加させていただくまで、共働学舎というものを知りませんでした。それどころか、社会になじめなかった方々がどのように過ごしているかについて考えることすらあまりありませんでした。
共働学舎滞在中はなかなかのハードワークで、考える気力も振り絞ることも難しかったのですが、帰ってからふり返ってみると、あのときは「時間の流れが異なっていた」という印象がありました。共に参加した人の中には、昼寝から覚めたら次の日の朝であるような感覚を得たという人もいるくらいでした。また、私自身、そこまでいかないにしても、1日がとても長く感じられました。
その理由として、時間を確認しようとすることが少なかったことが挙げられるでしょう。社会では人は時間によって細かく区切られて動きますが、滞在中はなぜかそのようなことはありませんでした。
思えば共働学舎に集まった方々の中には社会の時間の流れと合わなかった人もいるのではないでしょうか。「自分のペースでゆっくり過ごす。」それもまた1つの楽しい生き方かもしれない、とそんなことを考えました。
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