JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、里親のみなさんと支援を行なっています。
この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
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「子どもたちの夢」
子ども達の将来の夢の変化
本会が里子支援をはじめて18年、当初、子ども達に将来の夢は?と聞くと、「警察官」「先生」「公務員(軍人)」という声が多く聞こえてきました。
今冬、ネパールで里子たちに集まってもらった際に今の夢を聞いてみると、「サイエンティスト!」「コンピューター技師!」とこれまで耳にしてこなかった職業が子どもたちの口から上がるようになりました。
これまで縁のなかった世界が、携帯電話やコンピューター(電力不足で未だ十分な授業はされてはいません)により広がってきているようです。
教育技法の進歩
併せて、先生方も教育システムが確立しつつある中で、これまで教科書に書いていることを丸暗記させていただけですが、少しずつ手作りの模型や視覚で理解できるマテリアルを用意して子ども達への理解を促す教師の出現により、ようやく子どもたちが理科や算数といった苦手科目だった教科の楽しさを知ることが出来てきたようです。
女性も変わる
女の子のサイエンティストと口にしたことには驚きましたが、アジア里親の会により就学の機会を得、そしてこれまで縁のなかった世界に羽ばたいていく。
そんな女性が本支援を通じて生まれていけば、ウーマンエンパワーメントそして貧困層の人々のボトムアップに直結していくだろうと、明るい未来を感じることが出来ました。
JAFSスタッフ 熱田 典子
※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
詳しくは、こちらから
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