☆ 歌津復興夏まつり
~ HOPEフェスティバル2012 ~ ♪
に行ってきました。
この記事は、JAFSの活動とは別の、管理人による個人的な報告です。
(ごめんなさい。m(__)m)
LSA(東日本大震災生活支援協会)が主催するボランティアツアーに参加し、
その中で、南三陸町歌津地区の伊里前福幸商店街での
「 歌津復興夏まつり ~ HOPEフェスティバル2012 ~ 」のお手伝いをしました。
昨年9月に、JAFSの活動でこの場所を訪れて以来、約1年ぶりの訪問でした。
津波で全てを失い、その時には土台だけで何も無かった商店街跡地に、
昨年12月、 伊里前福幸商店街がオープンし、今回偶然にもそこで開催する夏祭りを
お手伝い(駐車場の案内係ですが)できたことは、とても感慨深く、
心にジンと来るものがありました。
白地に青く染め抜かれた「 伊里前商店会 」の幟が、
夏祭りのステージ横で、力強くはためいていました。
それは津波の後、瓦礫の中から唯一枚だけが見つかった、
震災前からの商店会のシンボル。
昨年9月には、JAFSの登米事務所に、いつか商店街が再開できる日を夢見て、
飾られていたものです。(くわしくは、⇒こちら)
夏祭りは、子供たちによる「うたちゃんソーラン」、地元のロックバンド演奏、
歌津出身の歌手「まきのめぐみ」さんのミニライブコンサート、
そしてフィナーレは、何百発もの打ち上げ花火大会と、
地域の皆さんの復興への強い決意を感じる盛大なおまつりでした。
しかし、一方で、夏祭りや仮設商店街の賑わいとは対照的な、
厳しい現実にも気付かされました。
商店街以外の伊里湾周辺の地域に目を向けると、
津波が全てを流し去った土台だけの住居跡と、骨組みだけを残したビルの廃墟、
重機で集められた瓦礫の山がそのまま残り、その光景は、
一年前と殆ど変わっていないようでした。
浸水地域の整備や高台への居住地建設など復興計画が進み、
甚大な被害を受けた人たちが通常の生活を取り戻せるようになるには、
まだ何年もかかるのでしょう。
最近、首都圏では、震災復興に関する報道がされることも、余りありません。
私たちが、震災の記憶を風化させることなく、自分たちのこととして、
被災地域の支援を続けて行かなくては、復興はさらに遠いものとなってしまうように思えました。
たまにしか関われない、自分が偉そうに言える事ではないのですが、
この夏、一年ぶりに復興ボランティアに参加した率直な印象を、
多くの人たちに知ってほしいと思い、このブログを借りて報告させていただきます。 m(__)m
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