JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、里親のみなさんと支援を行なっています。
この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
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「”良い子になります” 温かい歌で出迎え」
(アジアネット 124号より)
パダドラ小学校は、バンガロールから飛行機、車を乗り継いで7時間もかかる人里離れた村はずれにあります。昨年9月、里子たちが学ぶインドのパダドラ小学校を訪問しました。
児童70人。青い壁の小さな建物で、少数民族の子らが学んでいます。このうち23人をJAFSの会員が支援しています。
国歌。歓迎の歌。「良い子になります」と小さな手を合わせ、目を閉じて大きな声で歌う子どもたち。さらに踊り。ほほえましく素朴で温かい歓迎です。前回訪問時より、子どもたちの表情が明るくなっていると感じました。
「先生が勉強、生活指導に熱心。子どもが学校を休むと、様子を見に来てくれる」。子どもを学ばせる喜びを語る父兄の言葉は、学校への期待と、信頼、そして考えたこともなかったであろう希望ある将来を、小さな子どもたちに託しているのを感じました。
少数民族、周辺にゲリラ組織がいる厳しい社会環境の中、子どもに会えない日曜日が寂しいという教師、帰る我々に手を振る子どもたちの希望に満ちた笑顔に、救われる思いがしました。
(JAFSスタッフ 田中 壽美子)
※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
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