クルマ・ガル(もう一つの生理の貧困)

SDGsセミナー『インド、世界の「生理の貧困」』 に参加して ~思春期の子たちの性のことや、人権のこと、新しい気づきを与えてくれた~

 JAFS関東では、”SDGs世界を知るシリーズセミナー” として、5/28・6/11・6/25の3日間、『世界月経デーより3回の連続セミナーを通して考えるインド、世界の「生理の貧困」』を開催。のべ62名の方にご参加いただき、大変好評でした。

 この記事では、その概要と、参加くださった皆様からの声を紹介します。

 セミナーでは、インドに残る生理小屋の風習を無くそうと取り組む NGO・SPARSHの代表、ディリップ・バルサガレ氏にメイン・スピーカとして登壇いただき、長くこの問題に心を砕いてきた菊池美智子さんの通訳兼案内で、3回の連続オンラインセミナーとして開催しました。

 第1回では、インドの部族に受け継がれてきた生理小屋の問題の特徴とSDGsの視点からの課題を概観しました。第2回では、インド・ガッチロリ県での生理小屋の風習の詳細や、SPARSHが課題解決に取り組んできた内容(①現地女性への啓蒙、②女性たちによる生理小屋の改修、③布製ナプキンの作成指導、など)の詳細を知り、部族(トライバル)の女性たちの声や、SPARSHで活動に取り組む女性スタッフの意見を、オンラインで現地に繋いで伺いました。第3回は、世界に視点を広げ、ネパールの生理小屋の問題に取り組むAWON(Action Works Nepal:アクション・ワークス・ネパール)事務局のReecha Koirala(リーチャ・コイララ)さん、アフリカでの女性器切除(FGM: Female Genital Mutilation)の問題に詳しいロンドン在住助産師のおざわじゅんこさんにも、ご参加いただき、お話を伺いました。

第1回の説明スライドから
第2回は、現地の女性に、この問題をお聞きしました
第3回には、ネパールAWONのReecha Koiralaさん、アフリカでの女性器切除の問題に詳しいおざわじゅんこさんも参加

 多くの参加者から、「インドやネパールでの生理の貧困の問題について、当事者の声を含めて知ることが出来たことが、とても良かった」「女性の権利や性の問題について改めて考えさせられた」とお声をいただいたいます。

セミナー概要

【スピーカー】
現地NGO・SPARSH代表:Dr. Dilip Barsagade氏(ディリップ・バルサガレ氏)
通訳およびモデレーター:菊池美智子

【3回連続セミナー日程】
第1回:5月28日(土)世界の「生理の貧困」とインド:“クルマ”とは
第2回:6月11日(土)SPARSHの挑戦と女性たち
第3回:6月25日(土)再び世界をみる:アジア、アフリカ、日本

 ご希望の方に、500円からのご寄付で、全3回のアーカイブ動画(一部割愛部分あり)を提供します。ご寄付は、本活動の支援に活かされます。上記ボタンよりお申し込みください。

参加者の声:「当事者や関わっている方々の生の声を聴けて良かった!」

 今回のセミナーは、96%以上の参加者から「とても満足」「まあ満足」とご評価いただき、とても好評でした。以下に、参加者の声を紹介します。

  • 現地の当事者や関わっている方々の生の声を聴くことができて良かった
  • おかしい現状に気づき、アプローチし、関わっていくことの大切さを学んだ
  • 系統だった説明はとてもよく理解できた
  • ネパールでの話を聞いたことはなかったため、興味深かった
  • FGM等今まで知らなかったことが学べて良かった。いかに女性の身体に大きな影響を与えているのかがわかった
  • 文化に対して、野蛮だ、正さなければならない、といった目で見がちだが、そうではないとの話が興味深かった

参加者からのご感想です

今回はセミナーに参加させていただき、ありがとうございました。貴重な経験をさせていただき、心より感謝申し上げます。
バルサガレさんを始め、SPARSHの方々の生の声が、通訳の方を介して、リアルに伝わってきました。
バルサガレさん達の考え方や活動を通じて、地域の再生、人々の尊厳を守ることや人々のエンパワーメント、リプロダクティブ・ヘルス・ライツ、性教育、SDGs など、たくさんのことを考えさせられました。インドにはインドの課題があり、日本には日本の課題があり、やるべきことやできることはみんな違うと思いますが、バルサガレさん達の活動は、わが国の思春期の子達の性のことや、人権のことなどに新しい気づきを与えてくれると思います。クルマガルの課題解決に向けた取り組みを参考に、身近にある課題をしっかり考え、関わり続けていきたいと思いました。

(T.K.さん)

今回のオンラインセミナーでは、現地の当事者の女性や支援者の話が直接聞けたことが良かったです。また女性器切除についても知ることが出来ました。
日本でもコロナ禍による生活困窮で生理の貧困が浮き彫りになり、また男女の格差、ジェンダーギャップの点からも女性の生理の問題が取り上げられるようになりましたが、世界の地域には今もなお生理小屋のような伝統的な風習が残っていて、衛生的な面などで女性の健康を脅かす問題があり、背景にはやはり貧困、男女の格差があるのかと思いました。伝統的なものを変えるなことは難しいですが、外部からアプローチして行くことにより、当事者の女性や地域の人々が問題意識を持ち現在にあったものに改善していくことが大切なのかと思います。そのためには、地域を越えて私たちも関心を持ち続け、僅かでも経済的な支援でより良く変わって行って欲しいと思います。

(R.M.さん)

この活動をご支援いただくには

もう一つの生理の貧困 - インド、少数民族の女性たちの生理小屋:問題解決へのご支援

もう一つの生理の貧困 - インド、少数民族の女性たちの生理小屋:問題解決へのご支援

100円からご寄付いただけます

寄付する

 インドの部族社会に残る生理小屋の風習は、女性の尊厳という意味で、日本で起きている「生理の貧困」の問題とも、無関係ではないのかもしれません。
 現地NGO(SPARSH)がインドで取り組む活動に、皆様からのご支援をお願いします。

【活動目的・内容】
▶女性の生理や生理小屋に関する啓もう本制作・現地女性に向けたワークショップの開催
▶ナプキンの普及・布製ナプキンの制作ユニットの設置
▶小屋の修繕・環境改善 など

 この寄付ボタンで表示される専用お申し込みページから、クレジットカード利用でのご寄付が可能です。こちらからのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付金控除等)の対象となりません。


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