「グローバルフェスタJAPAN」は 国際協力、SDGsなどに取り組む官民様々な団体が参加する国内最大級の国際協力イベントです。JAFS関東では、今年も本イベントに出展し、活動内容を紹介しました。
私たちのブースには2日間で、100名以上の方が訪れ、インド先住民の村に残る生理小屋の風習や解決に向けた取り組みについて、熱心に耳を傾けてくださいました。
「インドにこんな問題が残っているなんて、知りませんでした!」「今、アフリカの村に布ナプキンを作って贈ろうと取り組んでいます。アジアにもこんな問題があったんですね!」と、感じたことを伝えてくださった、来場者のみなさん。
”過去からの風習はすぐには無くせないけど、女性たちが、声をあげていけるように取り組んでいる”ことを、多くの皆さんが共感してくださいました。
グローバルフェスタ開催概要
「グローバルフェスタJAPAN 2022」のテーマは、
ここからつながる世界。ともにここから創る未来。
みんなが参加する国際協力
貧困など開発途上国の開発課題、感染症、気候変動、環境を始めとする地球規模課題、さらに昨今ではウクライナ問題や食料危機などの人間の尊厳を脅かす問題が深刻さを増しています。
このような現状だからこそ、誰もがこうした問題への理解を深め、国際協力に参加していく契機としてほしいと、想いを込めて、本イベントは開催されました。
開催日程: 2022年10月1日(土)・2日(日)
開催時間: 10:00~17:00
会場:リアル(対面形式)とオンライン配信を両立したハイブリッド形式。JAFS関東では下記リアル会場に出展しました。
東京国際フォーラム ホールE2/ロビーギャラリー
東京千代田区丸の内3丁目5番1号 >>アクセス
私たちが支援するパダトラ小学校・トライバルの子どもたち
JAFS関東の展示ブースでは、私たちが支援しているインド・パダトラ小学校のこと、その地域で暮らすトライバル(先住民族)の人たちの暮らし、部族の風習として残る生理小屋の問題などを紹介しました。以下は、その一部の紹介です。
インド山岳地帯の先住民(トライバル)の子どもたちが学ぶ パダトラ小学校。被差別民族としてのハンデ、ゲリラ組織が活動する環境で暮す子どもたちが、教育を受け、将来は手に職をつけ自立できるようにと、公益社団法人 アジア協会アジア友の会が設立した学校です。
小学校は、バンガロールから飛行機、車を乗り継いで7時間かかる人里離れた村はずれにあり、マディア族の子ら80人が学んでいます。彼らはインドのカースト制度外の最下層の不可触民として、永く社会で差別されてきました。
子どもたちの多くは両親の住む村から離れ、ホステル(寮)で規則正しい生活を送っています。子どもたちは、毎朝井戸のそばで水を汲み、自分の衣類を洗います。両親は皆貧しく、子どもたちの就学の継続、学校の運営の継続には、日本の里親たちからの支援が必要になっています。
左は開校から勤務するチュナルカール先生。後ろの青年は、学校施設の管理を担うパダさん。女性は食事や子供の世話をするワニタさん。先生方は、皆、とても子ども想いで、教育熱心です。コロナ禍で一時学校が閉鎖された間は、子どもたちの学業が継続できるよう、訪問教育を続けました。
こちらのビデオメッセージは、パダトラ小学校に通う生徒が、自分たちの学校を日本に紹介するために創り、送ってくれたものです。学校の様子をぜひ、知ってあげてください!
パダトラ小学校の子どもたちは、今、新型コロナの影響による長引く休校などで、かけがえない教育の機会を奪われつつあります。貧富の格差も、それに追い討ちをかけており、子どもたちの未来を支えるために、支援を必要としています。
児童一人・一年間の支援には、年間30,000円の経費を必要とします。毎月2,500円(~3日に一度のコーヒー代金ほど)のサポートがあれば、生徒一人の就学を支えることができます。JAFS関東では、5人の児童の就学支援を目標に、パダトラ小学校に通う子どもたちの就学支援・学校の維持の支援を、アジア里親の会を通じて行っています。
トライバルの地域に残る生理小屋
パダトラ小学校に通う生徒たちが暮らす地域、その種族・マディア族には、生理中の女性を禁忌し、村から離れた粗末な小屋に隔絶し、接触を禁じるクルマ(KURMA)/ガオコルと呼ばれるしきたりが、今も強く残っています。
遠くても他人事ではない、社会と文化に根付く、生理の貧困の問題。グローバルフェスタでは、この風習とそれを改善していこうという取り組みについても、紹介しています。このドキュメンタリーをご覧ください。
私たちにできること ~仲間になりませんか?~
JAFS関東は、公益社団法人 アジア協会アジア友の会の地域活動組織として、どこで生まれても、生まれてきてよかったと思える社会を目指して、参加型の活動に取り組みます
その特長は、メンバ一人一人が支援者として、主体的に活動に関われること!
現地のNGOや里子の子どもたちとも交流しながら、貴方の力で、世界を変えて行きませんか! ご興味があれば、ぜひ、一緒に活動しましょう!
貴方の想いも発信できる自由なコミュニティ。気軽に参加してみませんか? FACEBOOKのプライベートグループです。
ご支援のお願い
一緒に活動頂く以外にも、ご協力のかたちは、さまざまです。
こちらの寄付リンクからクレジットカードで、任意の金額のご寄付をお申込みいただけます。子どもたちの未来のために、皆様のご協力をお願いします(※:このお申込みは、寄付金控除の対象になりません)
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