JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、里親のみなさんと支援を行なっています。
この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
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「この子たちの未来に」
(アジアネット 115号より)
インド のマハラシュトラ州の森に住み、耕作、狩猟生活のスタイルを続ける少数民族のマディヤ族がいます。その子どもたちの就学では、6歳の子どもであっても森から出て寮生活をしなければなりません。
バングラデシュ の子は医者になりたい夢を描いていますが、両親は日払いの労働者。そんな環境のなかで、一歩でも実現に向けて学んでいます。
フィリピン では、10歳年の離れた妹が生まれ、学校に行かずに面倒を見なければならない毎日。そんな女の子がきちんと就学できるようにサポート。
カンボジア では、里子対象の郊外学習で。自国の遺跡を目にし、はじめてレストランでの食事を経験することができ、視野が広がったとの嬉しい報告が。
ネパール では、両親を亡くしても就学することを続けようと頑張っていましたが、嫁を迎え家を守れと言われ、学校をやめて仕事に就いた里子。
私たちが支援する里子たちに様々な状況があります。しかし、里親の皆さんの支えと私たちの現地提携団体のサポートで乗り越えていき、自分の道を見つける力を持つ子どもに育っています。義務教育制が整いつつあるアジア各国ですが、まだまだ問題は山積みです。これからもアジア里親の会を通じ「笑顔」のひろがる支援活動を行っていくことができればと考えています。ご協力をお願いいたします。
(JAFSスタッフ 熱田 典子)
※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
詳しくは、こちらから
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