JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、
里親のみなさんと支援を行なっています。
この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、
「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
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グルン族のお正月
(アジアネット101号より)
ピトゥリ村 は、ネパールの中でもインド国境近くの平野にあります。
タル族が原住民ですが、今はあらゆる民族が混在して生活をしています。
山手からの移住民も多く、ヒマラヤが望めるポカラ近隣から移住してきている
グルン族が多いエリアです。
その中に私たちが支援する小学校があり、里子にもグルン(族)の子どもがいます。
グルン族 の人々は独自のカレンダーを持ち、西暦新年の2~3日前に新年を迎えます。
今年は2009年12月30日が新年でした。
彼らと私たちとは思わぬ共通点があります。なんと「干支」で年を数えるのです。
子どもたちも生まれた年よりも干支を覚えているほど、重要視されています。
仏教徒 である彼らにとって、お祝い事の中心はお寺です。
いつもは制服が普段着代わりの子どもたちも、この日は民族衣装や晴れ着をまとい
お寺に出かけます。
里子たちもこの日ばかりは大人に混じり、新しい年を迎えた感謝を祈ります。
子どもたち にまじり、私も里親の皆さんへの感謝と今年1年の平安を
お祈りしてまいりました。
今年も「アジア里親の会」をよろしくおねがいいたします。
(JAFSスタッフ 熱田典子)
※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
詳しくは、こちらから
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