JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、里親のみなさんと支援を行なっています。
この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
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「10年後の私に」願いを込めて
(アジアネット 111号より)
ネパールのチュニケル村の子どもたちの教育を支えるナウリンセカンダリースクール、
村の中で唯一、10年生過程を修了できる公立学校です。
私たちがこの学校の教育支援を始めたのは2005年、今44名の里子の就学を支えています。
その学校でネパールワークキャンプ実施40回目を記念したタイムカプセルを
子どもたちと共に学校に埋めるイベントを実施しました。
タイムカプセルに詰めるメッセージは「10年後の私に」。
そんなことを今まで考えたこともなく、10年後の私に手紙を書くことを想像したこともない
子どもたちは、はじめそわそわでしたが、次第に心をこめて2022年の自分自身へ
手紙を書き始めました。
そして、気持ちをこめて、タイムカプセルとなる水甕に一人ずつ手紙を投入。
子どもたちはどんな思いで手紙を入れたのでしょう。10年後、今就学している生徒の内
幼稚園学年以外は全員この学校から巣立っています。
でもこのタイムカプセルが学校への想いに変わり、今日一緒に手紙を書いた子どもたちが
この学校を守り発展させていってください。と私はそんな感慨に浸っていました。
(JAFSスタッフ 熱田 典子)
※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
詳しくは、こちらから
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