アジア里親の会

里子の笑顔(1) 「夢がかなった日」

JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、
里親のみなさんと支援を行なっています。

勉強したくても経済的理由で学校に行けない。
そんな理由で、能力のある子や向上心に燃える子どもたちが、
進学の道を絶たれるとしたら‥

それは、大きな目で見ると世界的損失でもあるのです。

この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、
「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
—-

夢が かなった日

(アジアネット100号より)

6月27日、ネパールの空港について駆けつけた
ヤシャスビ学園(カトマンズ近郊シタパイラ村にある小~高校の学校)は
大きな歓声と喜びに満ち溢れていました。 

満面の笑みで花飾りやネパール式のお祈りで赤いティカを額につけてもらい
祝福をうけるこの学園の生徒たち十六人。

その中に本会の里子三人の顔もみえます。

ネパール ヤシャスピ学園

彼らはSLCにみごと合格した子どもたちです。

ネパールには、10年生(日本で言う高校)を終了する際に
SLCという全国統一のテストを受け、
合格すれば次のステップであるカレッジに進むことが出来ます。

10年生の終了試験を合格しても、
このSLCに合格していなければ次に進めないために
将来の明暗が分かれる重要な試験なのです。

今年卒業予定の10年生の里子たちは全員がAランクで合格。
  
「里親さんが見守ってくれている。それを感じ、
その声援に応えようと一生懸命に勉強した成果なのですよ」と、
ララナ校長は生徒以上の笑みで感謝を表してくださいました。

“里親さんと里子たちの絆”それを目の前で感じた瞬間でした。

(JAFSスタッフ 熱田典子)

※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
 詳しくは、こちらから


パネールチョラ村の家の様子バングラデシュ少数民族「ラカイン族」の村に井戸を贈ろう前のページ

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