JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、里親のみなさんと支援を行なっています。
この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
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「楽しみと 苦労と 思いやり」
(アジアネット 120号より)
インド SSH (Society for Serving Humanity)の里子たちの遠足へ同行しました。夜中0時という日本ではあり得ない時間に集合。でも子ども達にとっては特別なことで、そんな時間の出発であることは二の次。少し寝るとバスの中は、歌とダンスで興奮でいっぱい!みんな何をするにも全身で楽しんでいます。目的地はカニャクマリ。インド最南端にあるコモリン岬のある町です。ヴァスコダ・ガマやマハトマ・ガンディーの遺灰がここには眠っていることや、アラビア海、ベンガル湾、インド洋の3つの海がぶつかる場所として有名です。そのようなところを実際に自分の足で歩くことができることは、子ども達にとっては特別中の特別な経験なのです。
子どもたちと共に旅をして感じたことは、特に女の子たちの社交性の高さです。まだ小学生であるにも関わらず、順番をきちんと守り、幼い子どもたちの面倒をしっかりと見、私にも声をかけ、荷物を持とうか、ビンディー(額につけるシールで、女性の身だしなみ)はいるか、と聞く姿は大人顔負けです。
村ではよく、赤ちゃんの面倒を見たり、つぼで水を運んだり、仕事の手伝いや家畜の世話をしたりする子どもたちを多々見かけます。村での生活に苦労が多い分、家族の手伝い、近所同士の助け合いは必要不可欠なものであるように思います。今回の参加者はSSHの実施する地域活動セミナーにも参加し、普段から沢山の子どもたちと接する機会を持っています。普段の生活の中で彼女たちの社交性は培われてきたのでしょう。
報告 小久保 愛海 JAFS2014年度 海外ボランティア研修生
※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
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