JAFS「アジア里親の会」では、
さまざまな事情で就学できないアジアの子供たちが、一人でも多く教育を受けられるよう、里親のみなさんと支援を行なっています。
この記事では、JAFSの会員誌「アジアネット」の「里子の笑顔」コーナーから転載し、「里親の会」が支援している子どもたちの様子をお伝えします。
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日本とのきずな、ネパールとのきずな
(アジアネット 108号より)
3月11日。東日本を襲った大震災の様子はインターネットが整った今、アジア諸
国にもほぼ同時に情報が伝わっていました。
JAFSが里子支援をしている農村地域では、テレビの普及率は高くありません。
ネパールのピトゥリ村スリーサンティ小学校の先生方は、今回の日本の状況を
わかりやすく子ども達に伝えたそうです。
話を聞いた子ども達は
「日本がそんな状況になっているのに私たちが何もしないわけにはいかないよ。
皆で募金活動をさせてください。5年生が責任を持って実施しますから」
と申し出て、生徒中心の募金活動が開始されたのです。
先生は、説明の後に子どもたちに募金呼びかけをしようと考えていたのですが、
そんな思惑は必要なく、子どもたちから先に動いてくれました。
日頃から里親の会などを通じて、日本との関わりが子どもの中に浸透していたこと
が、その影にはありました。そのことが、即座に「繋がる」行動へと子どもたちを
動かしたのです。ここに本当の“草の根の交わり”を感じました。
この国の子どもたちとの関係を構築するきっかけとなってくださった里親の皆様へ
とても感謝しています。
(JAFSスタッフ 熱田典子)
※ 里親として、アジアの子どもたちを支援して下さる方を募集しています。
詳しくは、こちらから
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